こだわったのは色なのか、それともカップの大きさなのか。盗もうとしたブラジャーが自分の好みと違っていたために、乾燥機内の衣類に放火した容疑で59歳の無職男が再逮捕された。
逮捕容疑は8月9日午後2時ごろ、大阪市港区のマンション1階にあるコインランドリー店で、乾燥機内にライターで火をつけた紙を入れ、衣類に火をつけた疑 い。港署によると、梅谷容疑者は「ブラジャーを盗もうとしたが、いいものがなく、腹が立って火を付けた」と供述。近くに住む女性がすぐ消し止めた。
焼けた衣類30点のなかにはズボンやエプロンのほか、ブラジャー2枚が含まれていたという。この2枚のブラジャーの色やカップなどは不明だが、2枚とも梅谷容疑者の“趣味”には合わなかったらしく、腹に据えかねて放火することに踏み切ったようだ。
逮捕のきっかけになったのはランドリー店の防犯カメラだった。梅谷容疑者によく似た男が出入りする姿と、男が店外に出た直後に炎が上がる映像が映っていた。
同店では今年6月から8月まで4度も同様の手口による不審火が発生。この映像をもとに、捜査員が梅谷容疑者をマークしていたところ、8月27日に港区内 で、梅谷容疑者が他人の自転車の前かごからカバンを盗んだため、窃盗容疑で現行犯逮捕。その後の調べで放火したことを認め、残りの3件についても関与を認 めている。
梅谷容疑者の住居は、同区内の市立の寮で社会福祉法人に運営委託されている生活保護法による救護施設だった。
港署では、梅谷容疑者が自分好みのブラジャーを盗むことが目的だったのか、同じ店に4度もなぜ放火したのか―などを含め、捜査を進めていく。


